next billion「インドとパキスタンのデジタルIDシステム」
next billionのブログを興味深く読むことができましたので、共有させていただきます。
India vs. Pakistan: The Pros and Cons of Two Radically Different Digital ID Systems
http://nextbillion.net/india-vs-pakistan-the-pros-and-cons-of-two-radically-different-digital-id-systems/
インドとパキスタンで、大きく異なるデジタルIDシステムが普及しつつある状況を踏まえ、それぞれの長所と短所が考察されています。
以前の記事でも書いた通り、開発途上国を中心に、デジタル技術を利用してこうしたIDシステムを整えていこうとする動きがあります。
様々な場面で提示が求められるパスポートや運転免許証などのIDは、多様なサービスを受けるための社会の根本的なインフラといえます。
金融機関はごく一部の利用者に過ぎませんが、あらゆる取引に先立って、顧客に対しIDの提示を求め、本人確認(KYC/CDD)を実施することが実務上必要です。
記事では、ある国にふさわしいIDシステムを選択するために考慮すべきものとして、以下の要素が挙げられております。
- 人口
- 人口密度
- 政治環境
- 電化の程度
- インターネット接続性
- 政府の関与
金融サービスの普及にも密接に関わりそうなところであり、インドやパキスタン以外でのデジタルIDの状況についても知りたいと思いました。