バングラデシュのbKashとサイバーセキュリティ


土地勘のない南アジアのサービスではありますが、バングラデシュのbKashというモバイルマネーについて調べてみました。

4年間という期間で爆発的に普及したモバイルマネーであり、the Bankerの記事を筆頭に各所で紹介されております。


Bangladesh’s bKash revolution
http://www.thebanker.com/World/Asia-Pacific/Bangladesh/Bangladesh-s-bKash-revolution?ct=true

Comparing Branchless Banking in Bangladesh and Pakistan
http://www.cgap.org/blog/comparing-branchless-banking-bangladesh-and-pakistan

Mobile money: All together now
http://www.economist.com/blogs/schumpeter/2013/01/mobile-money

bKash Bangladesh:A Fast Start for Mobile Financial Services(PDFファイル)
https://www.cgap.org/sites/default/files/Brief_bKash_Bangladesh_July_2014.pdf

Bangladesh “An unexpected source of branchless banking innovation”?(PDFファイル)
http://www.upu.int/uploads/tx_sbdownloader/caseStudyBangladeshEn.pdf


バングラデシュといえば、つい先日、ハッキングされた中央銀行の口座から巨額の不正送金がなされた事件が記憶に新しいところです。

金融システムの完全性を確保するうえでサイバーセキュリティは非常に重要な課題であり、以前にも書いているように、金融機関のリスク管理上の重点分野とみなされております。


途上国の金融機関やMFIであっても、セキュリティの体制に不備があることは許されず、穴があれば直ちに今回のような大きな事件に発展してしまう恐れがあります。

従来のリスクやコンプライアンス体制のなかにサイバー分野を統合していこうとする動きもみられ*1、この分野について勉強しておくと、仕事の幅が広がるかもしれません。


KPMG「金融サービス業界が2016年に直面する10の主要な規制上の課題」
http://d.hatena.ne.jp/branchlessbanking/20160228/1456659717

金融機関のオペレーショナルリスクのトップ10(2016年)
http://d.hatena.ne.jp/branchlessbanking/20160221/1456055753