ケニアへの国際送金サービス「ビットペサ」 - ブランチレスバンキング研究会

ケニアのBitPesaという国際送金サービスをご紹介いたします。

国外の送り手がオンラインの取引所で購入したビットコインを、現地通貨であるシリングに転換し、ケニア国内の受け手に送金するというサービスです。

送金されたシリングは受け手のモバイルウォレットに保存され、そのまま使うことも現金として引きだすこともできるといいます。

BitPesaが取る手数料は3%と同種のサービスに比べると低く、銀行の国際送金などと比べて隠れた料金がない（no hidden fees）ことが特徴です。

ビットコイン建てでなされる決済は数秒で完了するため、為替変動（currency fluctuation）による値下がりのリスクが少ないことも安心できる点です。

今年の2月に「ファイナンシャルインクルージョン・ビットコイン・電子貨幣」を書いた段階では、ビットコインとファイナンシャルインクルージョンの関連をはっきり見出せていなかったのですが、こうして具体的なサービスが出てくると一挙に話が広がりますね。

BitPesaは、CGAPのブログでも最近になって大きく取りあげられており、継続してウォッチしていきたいと思います。