2014年のエントリまとめ

2014年には、全部で38件のエントリを投稿させていただきました。今年のまとめとして、いくつかを振りかえりたいと思います。


今年話題にさせていただいたキーワードとして一番重要なのは、やはりビットコインでしょうか。

CGAPのレポートや日本語の書籍を読み、実際の事業を目の当たりにするにつれ、その重要性に対する認識が深まっていきました。

ポテンシャルとしての技術面の斬新さはよくわかったので、今後はその応用面に焦点を当てていきたいと思います。


ファイナンシャルインクルージョン・ビットコイン・電子貨幣(2/2)
『仮想通貨革命――ビットコインは始まりにすぎない』(9/21)
ビル・ゲイツ、モバイルマネーやビットコインやApple Payを語る(10/13)
ケニアへの国際送金サービス「ビットペサ」(12/28)


次に、フランス語圏のサービスや文書を紹介する記事として、以下の4点を投稿させていただきました。

ヨーロッパやアフリカのことがらを日本語で紹介するときに、英語の情報を補完するものとして、フランス語で利用できる情報には大きな価値があると感じております。

まだまだ勉強中であり辞書を手放せない身ではありますが、記事を書くたびに確かな手応えがあり、紹介の頻度を増やしていこうと思います。


フランスの廉価版スマートフォン「Wiko」(1/26)
OrgngeとBNPパリバ、アフリカで口座の相互乗り入れを開始(6/22)
フランスのフィンテック「アフリマーケット」(12/14)
『資金移動のコストを減らす』(12/21)


最後に、恒例の英文レポートを紹介する記事をまとめておきたいと思います。

下読みから記事の執筆まで手間がかかり、思いいれがあるわりに反応が薄いことも多いのですが、こうして並べてみると結構なボリュームがありますね。

個人的な嗜好に影響されている部分はありますが、アフリカへのエクイティ投資やフィンテックなど、テーマによっては他の方にも興味をもっていただけることもあるようです。


GSMA『口座間の相互運用性――モバイルマネーの仕組みを相互に利用できるものにする』(3/22)
pwc『2020年のリテールバンキング――進化か革命か?――』(5/25)
IFC・マスターカード財団『デジタル金融サービスにおける数々のイノベーション』(6/1)
CGAP・CFI・ACCION『マイクロファイナンス・エクイティ売却における責任あるエグジットの要領』(6/8)
『スマートフォンとモバイルマネー――デジタル・ファイナンシャルインクルージョンの次世代』(7/21)
『マイクロファイナンスの落とし穴 2014』(8/17)
『アフリカのブランチレスバンキング――銀行を利用できない人々に到達する――』(9/28)
CFSI・CIC・モルガンスタンレー「金融サービスが行き渡っていない人々を対象とするフィンテックに対する投資活動」(11/9)


最後になりますが、本ブログについて現状認識している課題をリストにしておきたいと思います。

ブログの機能面の制約や書き手の未熟さにより、読んでくださる方々にとっては物足りない部分があるかもしれません。

前者については、システムの刷新を踏まえ改善策を検討しておりますので、来年以降も引きつづきお読みいただければ幸いです。

  • デザインの自由度が低い
  • 掲載できる画像のサイズが小さい
  • iframeタグを貼れない
  • 時としてはてなキーワードが邪魔になる
  • カテゴリーを有効に設定できていない
  • 直訳調になる傾向がある
  • 読み手を具体的に想定しきれていない
  • ニッチな情報のハブとしては更新頻度が低い