ブランチレスバンキング@ダボス会議
今年のダボス会議(世界経済フォーラム)では、貧困層の包括的成長(inclusive growth)や金融への受けいれ(financial inclusion)といったテーマのもと、ブランチレスバンキングやモバイルバンキングに大いに注目が集まったようです。
このビデオは、具体的な数字をあげながら、携帯電話を通じて金融サービスを提供することがもたらすインパクトを平易に解説しています。1分間の短いビデオですので、ブランチレスバンキングの入門編としてもおすすめです。
以下に、ダボス会議で話題となったブランチレスバンキングを取りあげているブログを紹介いたします*1。
- ダボスにおけるモバイルバンキング(Mobile banking at Davos, CGAP technology blog)
- ダボス会議のホットトピック: モバイルバンキングを通じた包括的成長(Davos Hot Topic -- Inclusive Growth Through Mobile Banking)
2010年5月にタンザニアのダルエルサラームで開かれたダボス会議のアフリカ分科会では、「モバイル金融サービスのための先駆的なモデル(Advancing Models for Mobile Financial Services)」というセッションがおこなわれました。
さすが世界的な会議だけあって、世界の各地から、銀行・携帯電話事業者・マイクロファイナンス実施機関(Microfinance Institution)・小売り業者(retail agent)・行政など、多様なセクターから参加者が集まったということです。
マイクロファイナンスが世界的なブームとなり、携帯電話が開発途上国に爆発的なスピードで普及するなかで、これらをかけあわせたブランチレスバンキングが大きく注目されているということでしょうか。
*1:記事のなかで、ブランチレスバンキングとモバイルバンキングがほとんど同じ意味合いで使われていることが印象に残りました。