「サイバー犯罪:ジンバブエの金融サービス業界にとっての新たな脅威」

バングラデシュ銀行の事件を受け、金融業界全体でサイバーセキュリティに対する関心が高まっております。

開発上の課題にも関わってくるのではないかと感じ、ジンバブエという舞台で実施された調査の結果を読んでみました。

セキュリティの専門家ではないため、かなり初歩的な内容から始めていることにご留意ください。


Cybercrime - The Emerging Threat to the Financial Services Sector in Zimbabwe(PDFファイル)


サイバー犯罪には、以下のような手口があります。

  • フィッシング
  • ハッキング
  • カード詐欺
  • マルウェア
  • ID盗難

これらに対処するため、首都ハラレの銀行員*1が挙げたコントロール手段は次のとおりです(p. 6)。

実際に起こっている被害をみても、コントロールの手段をみても、先進国と開発途上国の金融機関は、やはり同じようなサイバーリスクに直面しているようですね。


かなり興味がある分野なので、市販の本や提案書を読んで勉強していきたいと思います。


バングラデシュのbKashとサイバーセキュリティ
http://d.hatena.ne.jp/branchlessbanking/20160320/1458480309

*1:調査の回答者は、IT部門、リスク管理部門、内部監査部門、オペレーション部門で占められていたようです。