郵便局を活用するファイナンシャルインクルージョン

万国郵便連合(Universal Postal Union)という国際機関による、郵便局によるファイナンシャルインクルージョン(postal financial inclusion)という概念が話題になっているようです。


Finextra: UN urges central banks to allow postal services to issue e-money


郵便局のネットワークを入口(gateway)として利用する金融サービスということで、ブランチレスバンキングにおける代理店(agent)の役割のうち、郵便局がもつ大きさを強調するものといえるでしょう。


記事のもととなったPDFのレポートは、こちらで閲覧できます。

Global Panorama on Postal Financial Inclusion: Business Models and Key Issues


「郵便の貯蓄口座では、『簡易的(light)』な銀行業のライセンスで十分」(p. 10)というような指摘が随所にみられます。

これらを踏まえ、後半では、郵便事業者・政府・中央銀行それぞれに向けた提言がなされています。