IFC『モバイルマネー・スタディ2011』

国際金融公社(IFC)が、モバイルマネーに関するレポートを公開しています。


"IFC Mobile Money Study 2011"(PDFファイル)


日本人の方が執筆にたずさわっているようで、開発途上国だけでなく、日本やアメリカなど先進国の事例が多く取りあげられています。


なかでも興味深かったのは、イノベーションが普及するレベルとユーザーの需要の程度を並べた次のグラフです(p.86)。

国ごとの金融や通信セクターの発展の段階(phase)に応じ、サービスに対する需要やマーケティングのスタイルが異なってくることがわかりますね。


このほか付せんをたてたのは、34ページのモバイルマネー・サービスの成功に影響する変数(Parameters Affecting the Success of Mobile Money Services)という表です。

潜在的な需要・プライシング・ユーザーによる需要・社会経済的な文脈・規制といったカテゴリーごとに、モバイルマネーの普及に関わる変数(parameter)がまとめられています。