世界経済フォーラムとモバイル金融サービス
世界経済フォーラムが、2011年現在におけるモバイル金融サービスの動向を追ったレポートを公開しています。
The Mobile Financial Services Development Report 2011(PDFファイル)
外資系コンサルティング会社との連名で、アフリカ・アジア・ラテンアメリカの各国の動向が論じられています。
全部で223ページとかなり大部なものですが、ブランチレスバンキングをはじめとするモバイル金融サービスが包括的に取りあげられており、非常に読みごたえがあります。
3部構成で、6本の論文を集めた1部・国ごとの統計データを掲載した2部・金融サービスの浸透の程度をあらわす指標をもとに各国の状況を比較した3部からなっています。
5ページの目次をご覧いただければわかるとおり、1部では、ファイナンシャルインクルージョン・ブランチレスバンキング・モバイルバンキングなどが様々に論じられています。
2部と3部はデータの開示に重きがおかれており、数字とグラフをつかって各国のモバイル金融サービスの動向をつかむことができます。
参考までに、3部で採用されているモバイル金融サービスの浸透の度合いをはかる7つの基準を載せておきます。
- Regulatory proportionality
- Consumer protection
- Market competitiveness
- Market catalysts
- End-user empowerment and access
- Distribution and agent network
- Adoption and availability